ストレスは万病の元! ストレスパターンとその解消法を知りましょう!

こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。

今年に入り、ずっと気が休まることなく新型コロナウイルス対策・対応に追われています。

私たちのような医療・介護・福祉従事者は常に気を張っているだけではなく、普段からの生活にもかなり気を配っています。

私たちのような仕事でなくとも、テレワークの導入や出勤時間の調整やオフィスでの座って作業をする場所の変更、休みの日でもできるだけ外出を自粛するなど、いろいろな制限が続いています。

あれもダメ、これもダメ、気を遣うし、気疲れするし、習慣にしていた生活パターンが急に変わるし、などが重なっていると、ただでさえストレスをためやすい現代社会においてさらにストレスを増やす原因になってしまいます。

そこで今回は、皆さんのストレス対処パターンを確認して自分がどのようにしてストレス対処を行っているのかを知ってもらい、自分がとっているストレス対処以外の方法でもストレス解消に繋がる提案をしたいと思います。

なお、使用する資料は、私も作成に参加した広島県作業療法士会の社会貢献部が2004年に作成した

 

『地域で作業療法士が活躍するための便利帳』

 

から抜粋したものを使用しています。

٩(ˊᗜˋ*)و

 

ストレスチェック


 

まずはストレス対処パターンを知る前に、皆さんがどれだけストレスを溜めているのかをチェックしたいと思います。

以下の表に従って「はい」「いいえ」でお答えください。

あまり深く考えずに、質問を見て感じたままでお答えください。

そして「はい」のを数えておいてくださいね。

いかがでしたか?

「はい」ので以下のように判定されます。

1〜4の人:ちょっと疲れ気味かも。

5〜8の人:ストレスがたまってきています。

9〜12の人:かなりのストレスです。

13以上の人:どうか燃え尽きませんように。

 

「はい」の数が少なくても

 

3.からだが疲れ果てる

 

4.精神的にまいってしまう

 

5.精魂が尽き果てる

 

を「はい」と答えた方は、特に注意が必要です。

これら3つが全て当てはまる方は、作業療法士や心療内科医やカウンセラーなど専門家に相談してみることを強くお勧めします

適度にストレスがある状態は普通ですが、必要以上にストレスをためることは心身ともに悪い影響となってしまいますので、なんらかの対処法を身につける必要がありますね。

このストレスチェックは無料でPDFでダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

↓ ↓ ↓

PDF版ストレスチェック

 

ストレス対処パターンチェック


 

では皆さんはどのようにストレスへの対処をしているのでしょうか。

ここではいくつかの代表的な対処パターンを整理しています。

ストレスを感じた時を想定して以下の表に従って「はい」「いいえ」でお答えください。

あまり深く考えずに、質問を見て感じたままでお答えください。

そして「はい」をつけた番号を覚えておいてくださいね。

いかがでしたか?

「はい」が多い番号で以下のように判定されます。

1〜3の番号が多い人:問題直面型

4〜6の番号が多い人:感情表出型

7〜9の番号が多い人:がまん型

10〜12の番号が多い人:積極的逃避型

13〜15の番号が多い人:消極的逃避型

 

「はい」が多い番号の数が同じであれば、以下の説明文を読んで今の自分はどの型が近いのかを確認してください。

このストレス対処パターンチェックは無料でPDFでダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

↓ ↓ ↓

PDF版ストレス対処パターンチェック

 

1.問題直面型

このタイプの人はストレスに対して

 

真正面から立ち向かうタイプ

 

と言えます。

なんとか自分の力でストレスを克服したい、専門家などの人の力を借りるにしてもまずは自分が納得して相談したいという、真面目な人や責任感の強い人に多い型です。

でも、ストレスは自分自身の振る舞いだけではどうしようもないのも事実です。

特に周囲の環境による影響が大きいと、自分の力というよりもまわりの環境が変わらないとどんどん自分にストレスがたまってしまうだけです。

このタイプの人には

 

積極的逃避型もしくは消極的逃避型

 

を試してみることをお勧めします。

肩の力を抜いて、適度に無責任になって

 

「自分が考えてるほどこのストレスに真剣に向き合う価値ってないかもね」

 

と考えてみてはいかがでしょうか。

 

2.感情表出型

このタイプの人はストレスに対して

 

感情を出して発散させるタイプ

 

と言えます。

ストレスに正面から向き合うよりも、まずは感情を発散させてからストレスに向き合いたいという、感情の浮き沈みが大きい人や感情が安定すればストレスに冷静に対処できる人に多い型です。

基本的に感情を出せばすっきりするタイプの人ですが、逆に感情をうまく発散できない時や、愚痴を言った相手からお説教のようなことを言われるとかえってストレスをためてしまうことになります。

また、毎回ストレスのたびに感情を発散していたのではエネルギーを使い果たしてしまうこともあります。

このタイプの人には

 

消極的逃避型

 

を試してみることをお勧めします。

感情的になる前に

 

「ま、なんとかなるさ」

 

くらいの気持ちになることも必要かもしれません。

また、ストレスを感じて感情で表現する前に

 

4秒間ゆっくり息を吸って8秒間ゆっくり息を吐く呼吸法

 

10回程度試してみることもお勧めします。

感情の起伏は自律神経に大きな負担をかけてしまうので、呼吸法で自律神経を整えることも大切です。

 

3.我慢型

このタイプの人はストレスに対して

 

とにかくがまんするタイプ

 

と言えます。

自分さえがまんすれば問題は解決するだろう、他の人には迷惑をかけたくないし他の人から変な目で見られたくないという、生真面目な人や他人の評価が気になる人に多い型です。

このタイプの人のストレス対処パターンは

 

一番危ない

 

と言えるかもしれません。

適度ながまんなら良いですが、このタイプの人は他人の評価を気にしすぎるところもあるので、人間関係で常に緊張を強いられていることが多く、場合によっては

 

うつ病

 

になってしまいます。

このタイプの人には

 

がまん型以外の型

 

を試してみることをお勧めします。

自分の弱みを曝(さら)け出しても、あなたの価値が下がるわけではないですし、もしそれであなたのもとを去る人がいれば、その人はあなたにとって必要でない人と言えるかもしれません

ストレスに対してあなた自身が直接向き合わなくても、他の人に任せても良いこともたくさんあります。

がまんせずに誰かに問題をふってみたら

 

「そのくらいだったらやってあげるよ」

 

と言ってくれる人は必ずいますよ。

 

4.積極的逃避型

このタイプの人はストレスに対して

 

積極的に逃げるタイプ

 

と言えます。

とりあえず今考えても仕方のないことは考えない、この場にいるよりも他のことで気を紛らわしたいという、楽天的な人に多い型です。

確かに、ストレスに対して真正面から向き合うことよりも、スルスルっと軽くいなしておけば、いずれストレスの元になる問題は解決される場合があるのも事実ですし

 

逃げることは常に悪いわけではない

 

と言えます。

でも、逃げてばっかりではいつまでたってもストレスの元になる問題が解決しないこともあります。

特に仕事などで自分に与えられた役割からは逃げることができないので、逃げてばかりだと

 

結果的に問題が山積みになってしまう

 

ことになり、収拾がつかなくなることにもなりかねません。

このタイプの人には

 

問題直面型

 

を適度に試してみることをお勧めします。

逃げていても仕方のないことだと、時には腹をくくって問題解決に臨んでみてください。

その時に大切なことは

 

全部の問題を一度に解決しない

 

ことです。

問題を一度に解決しないために、優先順位を書き出すことをお勧めします。

優先順位を書き出す時には以下の表を参考にしてみてください。

 

この表ではそれぞれに①から④までの番号が振ってありますが、この数字は取り組む課題の優先順位を表しています。

この表の使い方を紹介した私のブログを参考にしてください。

↓ ↓ ↓

5.消極的逃避型

このタイプの人はストレスに対して

 

「なんとかなるさぁ」と考えるタイプ

 

と言えます。

時間が経てば自然に問題は解決するだろう、考えても仕方のないことは放っておこうという、流れに身をまかせたい人に多い型です。

柳(やなぎ)の木が風になびくように、流れに身をまかせておくことは心の安定のために役に立つことは多いと言えます。

特に周りが騒ぎ立てることに対して過敏に反応しないことや、未来のことは今考えても仕方ないという考え方はとても大切になってきます。

ただ、大きな濁流に巻き込まれそうな時は状況が異なりますので、その時には

 

問題直面型

 

のようにしっかりと問題に向き合わないと、そのまま濁流に飲み込まれてしまいます。

また、未来のことを考えていても仕方のないことは事実ですが

 

備(そなえ)あれば憂(うれい)なし

 

というのも事実です。

何も備えていないのに、勝手に問題が解決してくれるだろうという態度だと

 

無責任な人

 

として周囲から責任のある仕事や役割を任せてもらえなくなります。

4.積極的逃避型で提示した

 

優先順位をつけて対処する

 

ことも参考にしてみてください。

基本的な姿勢は消極的逃避でも構いませんが、いざという時に力を発揮できるようにしておくと良いですね。

 

 

まとめ


 

今回はストレスチェックをしていただくとともに、皆さんのストレス対処パターンを確認して自分がどのようにしてストレス対処を行っているのかを知ってもらいました。

大切なことは、ストレスを感じた時に

 

自分はどんなストレス対処をしているのか

 

そのストレス対処はどんな特徴を持っているのか

 

自分のストレス対処以外のやり方も試してみる

 

ことで、少しでもストレスを減らすことです。

ストレス対処をしながら、定期的にストレスチェックを行ってみて、自分の心と体の状態をしっかりと知っておくことは健康を保つ上でとても重要なことになります。

♪(* ̄ー ̄)v

 

なかなか体も心も休まることができない時期だからこそ、ストレス対処方法を理解して、しっかりと活用していただきたいと心から願っています。

 

 

皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。

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2 件のコメント “ストレスは万病の元! ストレスパターンとその解消法を知りましょう!

  1. ご無沙汰してました。学校や仕事も始まり、まだ日常とは程遠い感じでかなりストレスがたまってきた時にタイムリーなアドバイス、ありがとうございました。チェックしてみると【はい】と答える数が多く高ストレス状態とわかり気分転換をこの土日で出来ればと思います。

    1. やまおさん
      おはようございます♪
      ストレスは知らず知らずのうちに溜まっていくものなので、ぜひこまめにチェックしてみてくださいね。
      特に、新型コロナウイルスの影響で、新しい生活様式になってきて今以上のストレスも多くなるのは目に見えていることでもあるので、くれぐれも無理をなさらないよう、お願いします。
      またお気軽にコメントをいただけますとありがたいです(*^_^*)

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