こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。
今日は、高野山真言宗 僧侶の川本祐道(ゆうどう)として、仏教に関するちょっとした小話(こばなし)をします。
サクッと読めるように心がけていますので、お気軽に読んでみてください
(*´▽`)ノノ
中国の唐(とう)での学び
遣唐使船で唐にわたり、上陸を認められたお大師さま一行は、唐の都であった
長安(ちょうあん)
に到着します。
当時の長安は、たいへん華やかな都市であっただけではなく
あらゆる文化・宗教・人種・技術
など、当時の最先端のものが集まっていたと言われています。
その長安で、お大師さまは日本の僧侶の拠点でもあった
西安寺(せいあんじ)
に入ります。
そこでお大師さまは
サンスクリット語(古代インドの標準的文章語)
悉曇(しったん)の文字(梵語の一種、梵字ともいう)
をほぼ独学で学ばれます。
…((φ(。・c_,・。)φ))…フムフム
当時の遣唐使の一行は、通訳をつけての学問や文化を学ぼうとしていることがほとんどであった中で、お大師さまは
まずは唐での学問の根本となる言葉と文字を自分で使いこなせるようになる
ことをされたのです。
学べる環境で最大限学ぶ
お大師さまは、サンスクリット語や悉曇の文字だけではなく、
イスラム教
キリスト教
ゾロアスター教
古代インドのバラモン教
まで、ありとあらゆる宗教・文化・言語を長安で学ばれました。
学べる環境ならば最大限学ぼう!
お大師さまは、儒教や道教や仏教を日本で学び、唐に渡ってからも学びに限界を作らず、学問をどんどん取り入れていきました。
ここでお大師さまはバラモン教(またはペルシャ宗教という説もあります)にある
護摩を焚く
すなわち
火の祈り
を学ばれます。
密教で祈りを捧げる時に、火を持ちいるようになった背景には、お大師さまの
強い祈りの心
が関係していると言えます。
日本で、儒教、道教、顕教(密教以外の仏教)について研究し、『大日経』ことが真実の教えを説いていると究めていたお大師さまにとって、唐の長安での学びの日々は多くのことを学ぶだけではなく、今の密教の礎を築くためのとても大切な経験だったと言えます。
<お大師さまゆかりの地>
青龍寺(せいりゅうじ)
<写真引用:竹内の研究ノート>
お大師さまが密教の奥義を恵果阿闍梨(けいかあじゃり)から学んだ場でもあります。
9世紀に3度お寺を失い、しばらくは再建されませんでしたが、1982年以降、青龍寺は復興され、今では空海記念碑、恵果・空海記念堂が建てられています。
所在地:中国 西安市 雁塔区
6XMQ+2M 雁塔区, 中国 Shaanxi, Xi’an
電話: +86 29 8552 1498
交通アクセス:中国旅行-Arachinaホームページ
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おはようございます。最近、感染者数が爆発的に増えてきましたね。お陰様で色々と教えてもらった情報を活用し実践しています。いつもありがとうございます。
やまおさん
いつもコメントをありがとうございます(^-^)
コロナウイルスの感染拡大には本当に心が痛みます。
このブログでは、福祉キャリアセンターのご協力で掲載させていただいている『安定型次亜塩素酸ナトリウム ウイルスキック』のご紹介もさせていただいているので、今回のコロナウイルス対策に少しでもお役に立つことができればと願っています。
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