楽しい会話のできる人になる その5:マウンティングをしない

こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。

『楽しい会話のできる人になる』シリーズですが、

第1回目は『楽しい会話のできる人の特徴』

第2回目は『タイプ別会話方法』

第3回目は『話しやすい「振り」とユーモアやジョークをはさむ』

第4回目は『経験(体験)と行動とをつなげる』

という話をしました。

今までの話は、『楽しい会話のできる人になる』の中でも、楽しい会話をする方法など、どちらかというとポジティブな内容の話しでしたが、今回はその逆で

 

イラつく会話をする人の特徴

 

という、少しネガティブな話しをお伝えします。

その中でも

 

マウンティングをしない

 

ことの大切さについてお伝えしようと思います。

今回の記事に出てくることは

 

あるある話

 

として皆さんも経験したことがあると思います。

 

「めんどくさい人」

(*´Д`)=3ハァ・・・

 

「聞いててイライラするんだよね」

。(`曲´#)

 

と思ってしまう経験は皆さんにもあると思います。

でも自分がイラつく会話をしていないかを知ってイラつく会話を避けることをすれば、楽しい会話のできる人に少しでも近づけるのではないでしょうか。

٩( ´◡` )( ´◡` )۶

 

マウンティングをしないために


 

イラつく会話をする人に最もよく見られる行動とされるのが

 

マウンティングをする

 

ことだと言われています。

マウンティング(英:mounting)は、「自分の方が相手より優位に立っていることを示そうとする行為」のことであり、とりわけ、対人関係の中で自分の優位を示そうとして何かにつけて自慢したり相手をけなしたりするような振る舞いのことです。

<参照:実用日本語表現辞典

 

マウンティングは

 

言葉や行動で上から相手を押さえ込もうとする

 

とも言えます。

一見すると、力でねじ込もうとするようにも見えますが、マウンティングをする人の心理的な傾向としては

 

自分に自信がないから無理やりにでも相手をねじ込もうとする

 

と言えます。

自分に自信があれば、堂々とゆったりと相手の話を聴ける(聞ける)はずですよね。

 

マウンティングをする人の主な特徴は次の6つです。

 

1.自分の方が知識があると思っている

「何?そんなことも知らないの?(私は知っている)」

(゚Д゚ )ハァ?

 

「あなたこんなことも分からないのね(私は分かってる)」

┐(´~`)┌ ヤレヤレ

 

「〇〇について知っていますか?そんなことも知らないのに、よく話ができますね(私は話しができる人)」

ヘ(-′д`-)ゝケッ

 

と、いったように、自分の方が知識がある=自分の方が優れていると思っている人は

 

とにかく批判したがる

 

なんでも比べたがる

 

傾向にあります。

知らないことや分からないことがあれば、教える(教わる)姿勢があれば済むことです。

何度教えても相手が分からないのは

 

あなたの教え方に問題がある

 

のかもしれません。

 

2.立場や年齢が上だからといって見下す(上から目線)

これは仕事での勤続年数や歳を重ねていくとどうしても出てくる傾向だと思います。

自分よりも若い人や経験不足の人をみると

 

「まだそんなことも分からないのか?」

(*´Д`)=3ハァ・・・

 

「手際が悪くてイライラする」

。(`曲´#)

 

「若い人の考え方は分からない」

<(*´Д`*)>゙ ワカンナイ

 

といった言葉を耳にしませんか。

でも、誰もは最初は何事においても

 

初心者

 

です。

マウンティングをしている人も、失敗を繰り返しながら学んでいく機会を先輩方から教えてもらっているはずです。

また、若い人や何かを始めたばかりの人の

 

素朴な疑問

 

って、私たちの気づきの機会にもなっているように思います。

私の職場も若いセラピストたちが頑張っていますが、彼ら・彼女らの言ってくれる疑問は、見落としていた部分や気づいていなかった部分を教えてくれることがたくさんあります。

そうした素朴な疑問が言えない環境だと、楽しい会話なんてできないと思います。

年齢や経験を重ねることでの良いこともたくさんありますが、若い人や経験が少ない人の

 

柔らかい発想

 

を大切にできれば、お互いの成長にも繋がる楽しい会話ができるようになるのではないでしょうか。

 

3.自分の経験が全て正しいと思っている

「あなたはあまり経験したことがないんだろうけど、私の経験からすると私のやり方の方が合ってるんですよ」

( *`ω´) ドヤァ

 

「やったこともなのに、意見を言わない方がいいよ」

(。`Д´。)ノナンジャイ

 

「私は〇〇というところで長年管理者をやってきたんですから」

(๑⁼̴̀д⁼̴́๑)ドヤッ‼

 

と言う人は

 

自分の経験が全て正しい=他人の経験に興味がない

 

と思っている傾向にある人が多いようです。

確かに、実際に経験したことや体験したことは

 

説得力

 

があることが多いですし、前回の記事でも

 

『経験(体験)と行動とをつなげる』

 

ことの大切さをお伝えしました。

 あわせて読みたい <楽しい会話のできる人になる その4:経験(体験)と行動とをつなげる>

会話の中で『経験(体験)と行動とをつなげる』ことで、相手に『安心感』を与えることにも繋がります。また、『分からないことを分からない』と素直に相手に伝えることも、楽しい会話に繋がる大切な要素です。

でも、『経験(体験)と行動とをつなげる』ために一番大切なのは

 

相手に『安心感を与える』

 

ことが大前提です。

 

また、自分の経験が全て正しいと思っている人に共通するのが

 

想像力・創造力が欠けている

 

ところです。

漫画やアニメやドラマを見て

 

「しょせん、漫画・テレビの話だからねぇ」

(´・д・`) ハーン?

 

と言っている人と話をしていて楽しいと思うでしょうか。

でも、今のようにスマートホンやキャッシュレス決済、ドローン撮影が当たり前の世の中になるなんて、10年ほど前に想像できましたか

漫画の世界の『テレビ電話」や『手や腕時計型の道具をかざすとお店での決済ができる』や『空を自由に飛ぶこと』が、完全でないにしても形になっていませんか。

 

常に世の中は新鮮なもの(未経験なもの)であふれている

 

と思えば、自分の経験したことのない話しを興味深く聞くことができ、そこからさらに良いアイデアが生まれて形になるのではないでしょうか。

 

4.自分の意見を通したがる

「あなたの言うことよりも、私の方が正しいんだから、言う通りに聞きなさい」

( ー`дー´)キリッ

 

「君の意見も分かるけど、私の意見の方が正しい」

(`・ω・´)pムッ

 

「君の言い分も分かる。でも今は私の話しを先に聞いて欲しい」

o(`*ω*´)

 

一見すると、相手の話を聞いているようにも思いますが、実は

 

全く受け入れていない

 

と言っているようなものです。

そこには

 

自分の意見が通らない不安の裏返し

 

という心理的傾向もあります。

その結果として、相手の話しがたとえ正しくても、自分の話しが否定されると

 

自分自身(自分の人格)が否定される

 

と思ってしまい、より相手に対して威圧的になってしまいます。

また、気持ちに余裕がない時も自分の意見を通したがる傾向にもなってしまうので、まずは

 

相手の話をしっかりと聞くこと

 

余裕を持って話を聞けるようにする

 

そのために、必要な『間(ま)』を開けることも大切になってきます。

 

「いまは少し余裕がないから、また明日にでも話をしましょう」

(*´o`*)

 

「急ぎでなければ日を改めましょう」

(*’ー’*)ノシ

 

と相手に伝え、少し冷静に考える時間を作ったり、他のことに一旦気をそらすことで、意外かもしれませんが、自分の意見にこだわることも少なくなります。

 

5.学歴で判断したがる

学歴は一つの目安であって、それが全てではないのですが、会話がなかなか思い浮かばない時に

 

「あなたどこの出身?」

。゚∀゚)ノ

 

と聞くついでのように

 

「どこの学校を出てるの?」

…φ(ー ̄*)カキカキ

 

と聞く人がいます。

相手が答えた学歴や、普段の会話内容をつなげてしまう結果

 

学歴だけで判断したがる

 

ようになってしまいます。

どこにでも人と会う時に学歴を聞きたがる(特に国立大学や偏差値が高い大学など)人もいますし、東大や京大出身というと、クイズ番組や才能と名のつく番組などでよく引き合いに出されますよね。

でも、楽しい会話と学歴は全く関係ありません

学歴と結びつける傾向にあるのは

 

高い学歴=賢い(偉い)=話が上手

 

という構図で考えている人に多く見られます。

その結果、相手の学歴が高くないと

 

「しょせん、〇〇(←相手の最終学歴)だからねぇ」

(*゚σ∀゚)σウケケ

 

と、学歴で相手を評価してしまい、肝心の会話の中身を聞かないで損をする結果になります。

でも、次の方々を見てどう思いますか?

 

ウォルト・ディズニー(高校中退)

ビル・ゲイツ(大学中退)

スティーヴ・ジョブス(大学中退)

堀江貴文(大学中退)

 

名門高校・名門大学の中退だからと反論されてしまうかもしれませんが、彼らは学歴ではなく

 

自分のしたいことを実現するために学歴はあまり関係なかった

 

から、自分のしたい目標をどんどん達成するために行動してきたのではないでしょうか。

そして、彼らのインタビューなどを聞いていると、言いたいことを言い過ぎて反感を買うことがあっても、とても面白くて私たちのためになる話をたくさんしているように思います。

 

6.病気や障害で判断したがる

「あの人、認知症だから話が通じなくてね」

(๏д๏)

 

「発達障害があるからねぇ」

(。·ˇ_ˇ·。)ムゥ…

 

こうした話し方は相手を非常に不快にさせるだけではなく

 

偏見や差別

 

を助長してしまう恐れがあります。

また、病気や障害を持つ人を

 

個性ある人としてみなしていない

 

ことにもなります。

誰だって好きで病気や障害を持つわけではありません

それをわかっていながらでも、どうしてもマウンティングをしてしまう人は

 

相手を見下す理由づけが欲しい

 

ために、病気や障害を口に出してしまうことがあります。

病気や障害に対してもっともらしく言っているようで、聞いている相手は大変不愉快になるので、気をつけましょう。

 

何度も言いますが、大切なのは、

 

お互いに会話を楽しむこと

 

ですよ。

( ๑*╹౪╹)(╹౪╹*๑)ネー

 

まとめ


 

今回は『楽しい会話ができる人になる』の第5回目として、楽しい会話をするポイントとして

 

マウンティングをしない

 

ということについてお話をしました。

第1回目から第5回目までを通じて、楽しい会話のできる人になることに少しでも近づいていると感じていただけると、とても嬉しいです。

(´∀`艸)♡

次回以降の話も含めて、皆さんの会話の参考になればと思います。

 

 

皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。

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2 件のコメント “楽しい会話のできる人になる その5:マウンティングをしない

  1. いつも有り難うございます。分かりやすくまとめてあり、とても参考になります。再認識しこれからに活かしていけるよう心掛けします。

    1. やまおさん
      いつもコメントありがとうございます^ ^
      今回の『楽しい会話のできる人になる』は全七回を予定しています。
      すべてを一度に行うことは難しいと思いますが、どれか一つでも心に残るものがあれば、とても嬉しいです(╹◡╹)
      今後ともお気軽にお越しください(*^^*)

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