こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。
この記事は私の好きな言葉でもある【一期一会】をもとに、作業療法士としての日々の出会いや色々な思いを綴ったショートストーリーです。
思わずクスッと笑える話から、ちょっと心のどこかに届くような話しなど、サクッと読めるように心がけていますので、お気軽に読んでみてください。
(*´▽`)ノノ
手のぬくもりは心のぬくもり
「あんたぁ、手が温い(ぬくい)ねぇ」
私は利用者さんや握手をする人から必ずこう言われます。
ほぼ季節を問わずに温かいようで、それでいて夏の暑い時にもほどよい温かさらしく、利用者さんの身体に触れる時には
「手が温いけぇ、気持ちがええよ」
と言われます。
足が腫れている方や、血の巡りがあまりよくない方などに、私自身の手を用いて治療を行っていると、ほぼほぼ皆さん
スヤスヤorグースカ寝てしまう
のです。
精神疾患や認知症で落ち着きがなくウロウロとされている方の肩や手にそっと触れて話しかけると、さっきまでの落ち着きのなさはどこへやら、私の顔をじーっと見て、やっぱり
「手が温いね」
と言われて落ち着かれます。
手のぬくもりと同時に利用者さんからは
「手が温い人は、心も温いんよ」
とも言われますが、こればかりはよく分かりません(笑)
人によっては
「手が冷たい人は、心が温かい」
と言われますが、一説にはとても働き者の人は家族やみんなのために常に水周りに関係する仕事(炊事・洗濯・掃除など)をしているので
手の冷たさ=働き者の証
働き者=心が温かい
とも言うそうです。
ただ、私は作業療法士の仕事をしていて、手のぬくもりを不快に思われた方に出会ったことはありません。
看取りの場面で、いよいよお別れの時に手を握った利用者さんから
「温いのぉ。ありがとの」
と言われ、そのまま眠るように旅立たれたことは今でも忘れることはありません。
みなさんが言われる
「手が温い人は、心も温いんよ」
を今日も心の中に置いて、日々の仕事に臨んでいます。
皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。
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