新米小坊主の小話 『大師』と言えば思い浮かべるのは・・・。

こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。

今日は、高野山真言宗 僧侶の川本祐道(ゆうどう)として、仏教に関するちょっとした小話(こばなし)をします。

サクッと読めるように心がけていますので、お気軽に読んでみてください。

(*´▽`)ノノ

今日のアイキャッチの画像は、四国八十八ヶ所霊場第十七番霊場 井戸寺(いどじ)の山門の写真です。

(*^-^*)

 

『大師』と言えば思い浮かべるのは・・・。


 

「大師と言えば、誰を思い浮かべますか?」

 

と尋ねると、多くの方は

 

「弘法大師!」

(b゜v`*)

 

と言われます。

お大師さまが弘法大師号を

 

醍醐天皇(だいごてんのう:西暦885年〜930年)

 

から授与されて、今年で

 

1100年

 

になります。

そのことを記念して、全国各地で記念事業が行われています。

 

ところで、この『大師』の称号はお大師さま(弘法大師)だけに贈られているわけではありません。

しかし

 

「大師は弘法にうばわれ 太閤は(豊臣)秀吉にうばわれ」

 

という言葉があるように、今では

 

大師=弘法大師=空海

 

というのが多くの方々の認識のようです。

では、他にはどんな方が『大師』の称号を贈られているのでしょうか。

 

中国では、唐の時代の前の

 

(ずい)

 

の時代に、隋の皇帝である煬帝(ようだい:西暦569年〜618年)が智顗(ちぎ:西暦538年〜597年)に贈った

 

智者大師(ちしゃだいし)

 

世界で最初の大師号と言われています。

その他にも各宗派の開祖となった高名な僧への諡(おくりな)として大師号が時の皇帝から贈られています。

また

 

達磨大師(だるまだいし)

 

は朝廷から正式に贈られた大師号ではありませんが、人々が尊敬を込めて大師号を贈った例でもあります。

 

日本では清和天皇(せいわてんのう 西暦:850年〜881年)が866年に日本の天台宗の開祖でもある最澄(西暦766/767年〜822年)に

 

伝教大師(でんきょうだいし)

 

そして最澄の弟子である円仁(えんにん 西暦:794年〜864年)に

 

慈覚大師(じかくだいし)

 

の大師号を贈っており、この2人が日本で初めて大師号を贈られたと言われています。

天台宗系の高僧では他にも4名の方に大師号が贈られています。

真言宗系では弘法大師以外で6名の高僧に大師号が贈られています。

融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)を開いた良忍(りょうにん:1072年〜1132年)には

 

聖応大師(しょうおうだいし)

 

の大師号が贈られ、浄土宗を開いた法然(ほうねん:西暦1133年〜1212年)には

 

円光大師(えんこうだいし)

 

の大師号が贈られ、浄土真宗の開祖の親鸞(しんらん:西暦1173年〜1262年)には

 

見真大師(けんしんだいし)

 

の大師号が贈られ(浄土真宗には他にも1名)、踊り念仏で有名な時宗を開いた一遍(いっぺん:西暦1239年〜1289年)には

 

証誠大師(しょうじょうだいし)

 

の大師号が贈られ、臨済宗妙心寺(りんざいしゅう みょうしんじ)の開祖である関山慧玄(かんざんえげん:西暦1277年〜1230年)には

 

無相大師(むそうたいし)

 

の大師号が贈られ(臨済宗は他にも2名)、曹洞宗(そうとうしゅう)の高祖である道元(どうげん:西暦1200年〜1253年)には

 

承陽大師(じょうようだいし)

 

の大師号が贈られ(曹洞宗は他にも1名)、日蓮宗の開祖である日蓮(西暦1222年〜1282年)には

 

立正大師(りっしょうだいし)

 

の大師号が贈られています。

 

いずれの方々も、今の日本の仏教界に多大なる功績を残され、歴史に名を残している高僧ばかりです。

ちなみに、日本で大師号を贈られた方の数は推定

 

25名

;゚ロ゚)w ワォ!

 

もおられます。

 

数多くの大師がおられる中で

 

『大師』と言えば『弘法大師』

 

と言う人が多いのは、お大師さまが高野山や教王護国寺(東寺)だけではなく全国さまざまなところで遺して来られた寺院をはじめ、全国を巡礼された際の逸話や伝説が広く知られているからなのかもしれないですね。

 

 

<お大師さまゆかりの地>

 

四国霊場八十八ヶ所

第十七番札所

瑠璃山 真福院 井戸寺

(るりざん しんぷくいん いどじ) 

井戸寺天武天皇(出生年不明〜686年)が妙照寺(みょうしょうじ)として最初に建立されました。

建設当初、七堂伽藍(しちどうがらん)のほか末寺十二坊を誇る壮大な寺院であり、大変栄えていたと言われています。

御本尊は薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)を主尊とする七仏の薬師如来坐像聖徳太子の作とも伝えられおり、全国的にも大変珍しい七仏尊像として人々の篤い信仰の対象となっています。

<約5の動画で井戸寺の紹介をされています>

弘仁6年(西暦815年)にお大師さまこの七仏尊像を拝む時にこの寺を訪れた際に、檜(ヒノキ)に高さ1.9mの十一面観音像を彫って安置され、現在は国の重要文化財となっています。

また、お大師さまはこの地域の村人が水不足や濁り水に悩まされていることを聞き、自らの錫杖(しゃくじょう)で井戸を掘ったところ、一夜にして清水が湧き出たことから、寺の名前を井戸寺に改めたとされています。

所在地:779-3118 徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80-1

お問い合わせ:088-642-1324(TEL)

交通アクセス:四国八十八ヶ所霊場會

 

 

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