“嫉妬(しっと)”のメカニズムと対処法

こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。

いきなりインパクトのあるアイキャッチ画像で驚かれたと思います

Σ(゚Д゚)

人と人とに関係する仕事をすることの多い作業療法においては、いつもプラスの感情で仕事ができるとは限りません。

特に、人間関係が大きな影響を与える、会社・病院・学校などの組織に所属していると、プラスの感情よりもむしろマイナスの感情に左右されることがあります。

その特徴的なものが

 

嫉妬(しっと)

 

と呼ばれるものです。

 

嫉妬をするのは暇な証拠

~( ´·︵·` )~

 

と言う人もいますし、私もそう思うのですが、人は感情の生き物と言われていますので、“嫉妬”を全く無視することは難しいと思います。

また、“嫉妬”をうまくコントロールできれば、むしろプラスの感情として作用させることもできます。

今回は“嫉妬”のメカニズムについてお伝えするとともに、その対処法についてお話しできればと思います。

 

“嫉妬”には2つのタイプがある


 

“嫉妬”には大きく分けて2つのタイプがあります。

『jealousy(ジェラシー)』

ジェラシーは

 

自分が所有するものを誰かに奪われる・取られてしまうかもしれないという不安な感情

 

です。

 

部下や同僚に自分の地位を脅かされている

 

営業成績がよくなくてで会社を辞めさせられるかもしれない

 

といった時に作用する“嫉妬”は、『ジェラシー』と言えるでしょう。

 

『envy(エンヴィー)』

エンヴィーは

 

自分が持っていないものを持つ人に対しての羨望(せんぼう:うらやましく思うこと)や妬み

 

です。

 

新入社員の方が良い成績を上げて周りからの評価も自分よりも遥かに良い

 

同僚や部下の営業成績が自分よりも遥かに良い

 

自分の子供よりも他の子供の方が良い学校に合格した

 

といった時に作用する“嫉妬”は『エンヴィー』と言えるでしょう。

『ジェラシー』も『エンヴィー』もあまり良い方向に作用しそうにありませんが、どちらかというと

 

『エンヴィー』の方が厄介

 

とされています。

何故でしょうか。

 

『エンヴィー』の特徴


 

実は『エンヴィー』を感じている時と、心の痛みを感じている時には、脳の中の

 

帯状回(たいじょうかい)

 

という場所の前側の活動が高まっています。

<図の赤い部位が『帯状回』 引用:WWW.GREELANE.COM

『エンヴィー」によって帯状回の前側の活動が高まると

 

自分が手を下すことなく、相手が不幸や悲しみや苦しみや失敗に見舞われたことを知った時に、喜びや嬉しさといった心地よい感情が引き起こされる

 

のです。

こうした状態のことを心理学では

 

シャーデンフロイデ(ドイツ語:Schadenfreude)

 

と言います。

日本語で表現すると

 

「ざまあみろ」

(o`з’*)

 

という感情ですね。

『他人の不幸は蜜の味』ということわざがありますが、科学的にもこれは証明されていることなのです。

(´๑·_·๑)

 

シャーデンフロイデ自体は、誰もが持ち合わせている感情でもありますが、これが過剰になってしまうと、理性を司る

 

『前頭前野』

 

の活動が著しく制限されてしまうため、シャーデンフロイデによる快楽の感情をますます持ちたくなって

 

相手の不幸を嘲笑ったり

 

妬みがより進んでしまったり

 

どうすれば相手を引きずり下ろせるかをいつも考えてしまったり

 

するようになります。

その結果、

 

自分の表情

 

自分の言動

 

自分の行動

 

が気づかないうちにどんどん悪い方に行ってしまい、自分では気づかないうちに周囲から全く相手にされなくなってしまう可能性がありますので注意が必要です。

 

嫉妬はプラスにも作用できる


 

『ジェラシー』や『エンヴィー』も自分自身への不安や、相手に対する妬みからきているものなので、マイナスの感情のイメージが強いと思います。

でも、考え方によっては

 

『向上心』

 

 

『自分や相手を応援する気持ち(相手を認める気持ち)』

 

 

に繋がるきっかけにもなります。

 

「あの人よりも頑張ったら、もっと自分の可能性を伸ばせることができるかも!」

 

「今はまだあの地位に届かないけど、勉強して1日でも早く出世しよう!」

 

「今は部下に営業成績で負けているけど、来月の売り上げでは部下よりも営業成績を上げるぞ!」

 

「自分の子供は自分の子供で頑張って今の学校に行くんだから、しっかりと応援しよう!」

 

「あの子の頑張りなら合格するのも納得できる。自分の子供への教育の参考にしよう!」

 

といったように、“嫉妬”を

 

自分の意欲を高めるためのプラスの感情に変える

 

こともできるのです。

 

まとめ


 

今回は“嫉妬”のメカニズムについて、『ジェラシー』と『エンヴィー』についてお伝えするとともに、その対処法についてお話しをしました。

人と人とに関係する仕事・生活・学校においては、いつもプラスの感情でいることはできませんし、“嫉妬”を全く無視することも難しいと思います。

しかし、嫉妬のメカニズムを知り、嫉妬の対処法を知っておけば、それは

 

『向上心』

 

 

『自分や相手を応援する気持ち(相手を認める気持ち)』

 

 

に繋がるきっかけにもなります。

自分の感情をうまくコントロールする一つの方法として、“嫉妬”を良い方向に働かせたいものですね。

 

 

皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。

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2 thoughts on ““嫉妬(しっと)”のメカニズムと対処法

  1. おはようございます。今朝も読ませていただきました。自分の捉え方、考えて方で変えていけることをあらためて教えていただき有り難うございました。今後にいかせていきます。

    1. やまおさん
      いつもコメントをありがとうございます^_^
      嫉妬は誰でも持ち合わせている感情ですが、それをプラスの発想に変えることで、向上心やお互いの尊重にも繋がります。
      感情をうまくコントロールできれば、自分だけでなく、相手も幸せになります(^^) 思うようにいかない時こそ立ち止まって自分の感情を冷静にみれるように習慣づけておくことも必要ですね。
      またお気軽にブログを見ていただき、コメントをいただけると大変嬉しいです♪

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