こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。
この記事は私の好きな言葉でもある【一期一会】をもとに、作業療法士としての日々の出会いや色々な思いを綴ったショートストーリーです。
思わずクスッと笑える話から、ちょっと心のどこかに届くような話しなど、サクッと読めるように心がけていますので、お気軽に読んでみてください。
(*´▽`)ノノ
お見合い?
「なんか、あんたと話をしてると、お見合いしてるみたいじゃね(笑)」
患者さん・利用者さんへの作業療法では
自分のやりたいことが
やりたい時に
やりたいところで
やりたいように
できる
ことをサポートすることがとても重要になってきます。
作業療法士の役割については、過去のブログも参考にしてみてください。
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なので、患者さん・利用者さんに対して、これまでの役割やこれからの役割、作業療法に期待すること、元気になったらしたいこと・続けたいことなど
その人の人生を形作ってきたもの(こと)
について詳しく伺います。
私は自他共に認める
好奇心旺盛
な性格でもあるので、患者さん・利用者さんが何かに精通しておられると、すぐにそちらに興味が向いて、いろいろとその内容について詳しく伺った上で、作業療法に活用できないかを考える傾向にあります。
なので、とことんその人を知ろうとするので、時間がある限りは患者さん・利用者さんのところに伺って、お話を伺うことが増えてきますし、できる試みはすぐにでも実行できるように工夫を繰り返します。
そんな時に、患者さん・利用者さんからよく言われるのが
「なんか、あんたと話をしてると、お見合いしてるみたいじゃね(笑)」
という言葉です。
確かに
趣味は何ですか?
お仕事は何をされていましたか?
役割として、生きがいとしてされてたことは何ですか?
などを私自身も聞かれたら、お見合いでいろいろ聞かれることにも似ているなと苦笑いをすると思います(実際のお見合いはしたことないですが・・・)。
でも、実際にお話をさせていただく患者さん・利用者さんの多くは、最初はなかなか話が出てこないのですが、お話をする回数が増えてくるにつれて段々と会話内容が弾むようになり、そのうちこちらから話しかけなくても
「ちょうど良かった、健太郎さん、今、時間ある?」
「おう、あんたか。ま、そこに掛けなさい」
とおっしゃるようになります。
作業療法では
対象者の主体性を引き出す
ことがとても大切なことになってきますので、私はつとめて時間をとってお話をさせていただいています。
そうした日々の何気ない会話の中から、作業療法だけではなく
これからの人生についての道標
も見えてくることも決して珍しくありません。
何より、私自身が患者さん・利用者さんの深い人生観に触れることができ、学びの多くをいただいていることは、本当に感謝の言葉しか浮かび上がりません。
そして今日も私は患者さん・利用者さんの人生の伴走者として
一期一会
を大切にしながら、日々の仕事を続けています。
皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。
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