こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は仕事や人間関係で役立つお話として『相手から信頼されるためのたった3つの方法』についてお伝えします。
完全に一人だけで行う仕事は別として、私たちは仕事や家事などさまざまな役割を行う場合は誰かの協力を得る必要があります。
誰かの協力を得るためには
相手から信頼される人
でないと、いざという時に誰も助けてはくれないですよね。
なので
「困った時はお互い様ですよ」
(*´ー`*人)ダイジョウブ!
「○○さんのためなら、頑張ってみます」
(人´∀`)ガンバリマス♪
とお互いに言える関係でありたいですよね。
こうした信頼関係は、普段からのちょっとした心がけで少しずつ築くことができる反面、ちょっとしたことで
すぐに壊れてしまう
という一面も持っています。
では、どんなところに気をつければ良いのでしょうか。
実はそのポイントはたった3つなんです。
目次
1.相手のためになることを行う
相手から信頼される人になるためには
相手のためになること
をまず行って欲しいと思います。
そのためには
相手のことを理解する習慣をつける
ことが重要になってきます。
スティーブン・R・コヴィー博士の大ベストセラーでもある
の第4の習慣として
Win-Winを考える
ヽ(*´v`*)八(*´v`*)ノ
とあり、そこには相手の利益を考えることの重要性が書かれています。
さらに第5の習慣として、相手の利益を考えるのであれば、お互いを理解し合う必要があり、そのためには
自分のことを理解してもらう前に
相手のことを理解しようとする習慣をつける
ことが非常に重要であることが書かれています。
とかく私たちは自分のことを理解してもらいたいと願う傾向にありますが、それは相手も同じであり、お互いがお互いに自己主張ばかりをしていては信頼関係はいつまで経っても形成されません。
過去のブログ記事でも自己主張の注意点について書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓
そして相手を理解するために欠かせないのが
思いやりの心
(ㅅ´ ˘ `)♡
です。
思いやりを欠いた状態では、いくら相手を理解しようとしても、その心が相手に伝わることなく、却ってお互いの関係が悪化してしまいます。
『7つの習慣』の著書の中で、コヴィー博士はこの思いやりの心を欠いた状態をこのように表現しています。
私があなたに日頃から無礼をはたらいたり、見下したり、あなたの話の途中で口を挟んだり、あなたの行動に過剰反応して騒ぎ立てたり、無視したり、気まぐれな態度をとったり、あなたの信頼を裏切ったり、脅したり、あなたの生活を私の意のままにしようとすれば、信頼のレベルは下がる一方であり、そのうち私の信用口座は残金不足になってしまう。
そしてあなたとの関係に融通がきかなくなる。
信用口座がからっぽの状態は、まるで地雷原を歩くようなものだ。
言葉一つに気を遣い、相手の顔色をうかがいながら言葉を選ばなければならない。緊張の連続だ。
我が身を守るために裏工作に奔走する。
実際、多くの組織が、多くの家族が、多くの夫婦が、こんな状態に陥っているのである。
<スティーブン・R・コヴィー著:『7つの習慣』相互依存のパラダイム>
ここで出てくる『信用口座』とは、人と人との関係で生まれる信頼を貯えておくことを銀行の口座に例えた表現です。
相手から信頼される人になるために、まずは自分自身の思いやりの心がいかに大切かが分かりますね。
結局のところ
思いやりの心を持ち
相手のためになることを行っていれば
必然的に周囲から信頼される人になり
周りの人からの協力も得られやすくなる
(੭*ˊᵕˋ)੭ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤ❥
ということが言えるのではないでしょうか。
2.相手を信頼して主体性を促す
相手から信頼される人になるためには、思いやりの心を持つことが非常に大切だということは分かりますが、現実の世界では
ときに厳しい態度で相手を指導する必要がある
という場面に遭遇することもあります。
そんな時は頭ごなしに叱ったり、怒鳴り散らしたり、命令口調で指導をするのではなく
相手を信頼して主体性を促す
ことが大切になってきます。
具体的には次の5段階のフィードバックを利用すると良いでしょう。
今回は私が『訪問先できちんと靴を並べることができない人』と同行訪問した時の実例を交えてお伝えします。
第1段階 事実を指摘する
訪問の仕事をしていて、相手の家に上がらせてもらう時に、いつも靴をきちんと並べず、下座にも靴を置かない部下がいました。
私はその人に対して
「靴がきちんと並んでないよ」
σ( ̄∇ ̄)オーイ
という事実だけを伝え続け、その場で怒ったり叱ったりしないようにしていました。
すると、ほとんどの人の場合は2回〜3回指摘すれば、私の靴の並べ方を模倣してきちんと並べることができるようになりました。
この方法が
甘い!
と言われる方もおられるとは思いますが、頭ごなしに怒鳴りつけても、怒られたあるいは叱られた内容よりも
単に恥をかかされた
(´._.`)ショボーン…
と思う人が多く、理性よりも先に感情が働いてしまって、互いの信頼関係が悪くなってしまいやすいのも事実です。
相手の主体性を尊重し、相手とともに成長をするためには、まずは事実の指摘のみで留めて様子を見ることが大切になってきます。
第2段階 事実に主観や感想を加えて伝える
なかなか靴を揃える行動に繋がらない、あるいはいつの間にか靴を揃えることを疎かにしてしまう人もいます。
そんな時には
「自分の家でそれをされたら嫌じゃないかな」
(○´・Д・)ドウ?
「家の人が出入りするのに、上座に靴があったら邪魔じゃない?」
(´・ω・`)ゞウーン
といった
主観や感想を加えて伝える
ようにしています。
自分の行為が相手にとってどのように受け止められているのか、特に相手の気持ちが具体的にどのような感情を引き起こすのかを言葉として伝えることで、自分の行為を改めるきっかけになることも決して珍しくないのです。
第3段階 事実に評価を加える
第2段階までで改善されればいいのですが、まれにそれでもなかなか分からない人もいます。
そんな時には
「靴がきちんと並べられないのは、自分は無礼な人だと言ってるようなものだよ」
(o・ω・o)ダヨ
といった
評価を加えて伝える
ようにしています。
さすがにここまでくると、改善されることがほとんどです。
特に、利用者さんやご家族に不快に思われていることだと分かれば、なんとか今までの習慣を直そうとするものです。
上司や部下の関係や親子の関係だけではなかなか改善しないことでも、第三者の評価が入り込む可能性があることを示すと、自発的な行動として変わってくることも珍しくありません。
第4段階 具体的な行動変容を提案する
多くの場合は第3段階までで改善されるものですが、それでも改善されない場合は
具体的な行動変容を提案する
ことが必要になってきます。
「靴を揃えて下座に置いたほうが良いんじゃなかたっけ?」
( -`ω-)ドウダッタ?
と提案をします。
うっかりの間違いや見落としであれば、こうした提案に対して素直に自分の非を認めて改善する場合がほとんどです。
玄関で靴を揃えることだけが訪問の全てではなく、特に新人さんや訪問に慣れていない人であれば誰でもいろいろなことに同時に注意を払わなければならないので、うっかりミスもあると思います。
ここでも大切なことは
頭ごなしに叱ったり怒鳴ったりしないこと
が重要になってきます。
第5段階 どうしても分からない場合のみ命令する
正直、第4段階までに留めておいて、ここまで来てほしくはないのですが、いずれにしても第4段階まで伝えても分からない場合は
「ちゃんと靴を揃えて下座に置きなさい」
(๑• ̀д•́ )✧ゥオイ!
と命令する必要があります。
できることなら第1段階か第2段階までで自覚をして欲しいところですし、そうなるように導くのも人と人との信頼関係を作っていく上でとても重要になってきます。
特に、上から目線で
相手を叱る
相手を罵る
相手を一方的に怒る
ことは、例え相手に非があったとしても、信頼関係を作る上での大きな妨げになるので、注意したいところです。
私たちも仕事の駆け出しの頃は、たくさんの失敗の連続だったと思います。
でもその都度、先輩たちに指導してもらって今の自分があると思えば、時代が変わってきたとはいえ、一緒に仕事をしていくのであれば、お互いに気持ちよく関わり
「私はあなたの味方なんだから、困ったことがあれば相談してね」
(´・ω・`)ゞネッ
という姿勢を取り続け
相手の主体性を信じる
ことが、信頼関係を築く上でとても大切になってくると思います。
3.返報性の法則を活用する
ビジネス心理学においては
返報性(へんぽうせい)の法則
という考え方があり、これは
人は何かをしてもらった相手に恩を返したくなる
という心理を現したものです。
これはひと言で言うと
お互いさま
(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ
とも言い換えることができます。
相手が親切だと、こちらも親切にしたくなる(好意の返報性)
相手が譲ってくれたのだから、こちらも譲ってあげたくなる(譲歩の返報性)
相手が心から信頼してくれているのであれば、こちらも心から信頼したくなる(信頼の返報性)
といったプラスの要素に働くものもあれば
相手が敵意を見せているから、こちらも敵意を返したくなる(敵意の返報性)
といったマイナスの要素に働くものもあります。
いずれの場合も大切なことは
自分が向けている矢印の向きによって相手の矢印の向きも変わってくる
ということをしっかりと理解しておいて欲しいと思います。
相手に求めることよりも、まずは自分から働きかけ、そして
自らの行動で示すこと
が大変重要になってきます。
その時の自分がプラスの矢印で相手に向かっているのか、マイナスの矢印で向かっているのかで
お互いの信頼関係が築けるかどうかが決まってくる
ということを覚えておいて欲しいと思います。
まとめ
今日は仕事や人間関係で役立つお話として『相手から信頼されるためのたった3つの方法』についてお伝えしました。
私たちは仕事や家事などさまざまな役割を行う場合は誰かの協力を得る必要があります。
誰かの協力を得るためには
相手から信頼される人
でないと、いざという時に誰も助けてはくれませんし、仕事や家事などがうまく行かないことばかりになってしまいます。
相手から信頼される人になるために
相手のためになることを行う
相手を信頼して主体性を促す
返報性の法則を活用する
ことが大切になってきますし、何よりも信頼を得るためには
思いやりの心を持って相手に接する
ことがとても重要になってきます。
このコロナ禍で人と人とがいともたやすく分断されるようになっているからこそ
思いやりの心を持ち
相手のためになることを行っていれば
必然的に周囲から信頼される人になり
周りの人からの協力も得られやすくなる
ということを私たち一人一人がしっかりと認識しておくことが大切なのではないでしょうか。
皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。
↓ ↓ ↓
ツイッターもしていますので、よろしければフォローをお願いします♪
↓ ↓ ↓
また、ブログランキングにも参加していますので、このブログがお役に立てたと思っていただけるようでしたら、
をポチッと押して応援をしていただけると大変ありがたいです。
最後までブログを読んでくださり、ありがとうございます!
この記事を共有する