こんにちは。広島の作業療法士の川本健太郎です。
この記事は私の好きな言葉でもある【一期一会】をもとに、作業療法士としての日々の出会いや色々な思いを綴ったショートストーリーです。
思わずクスッと笑える話から、ちょっと心のどこかに届くような話しなど、サクッと読めるように心がけていますので、お気軽に読んでみてください。
(*´▽`)ノノ
全集中
目の前のことに全集中
お一人お一人のお宅や居室に伺う訪問看護・訪問リハビリテーションでは、まず利用者さんやご家族への挨拶から全て始まります。
それと同時に、必ず行わなければならないことがあります。
それは
利用者さん・ご家族の状態確認
住環境に変化がないかの確認
といった確認事項です。
病気や生活のちょっとした変化が、病気や障害の悪化につながるだけではなく、生活にも大きく関係してくるので、訪問者は
どんな小さな変化も見逃さない観察眼
が必要になってきます。
でも、この確認作業はほとんどの場合、自然な流れで行います。
例えば
「こんにちは。お加減いかがですか?」
((((o´ω`o)ノコンニチワァ♪
と利用者さん・ご家族に挨拶をすると、大抵の場合は
こんにちは。調子はまずまずですよ。
といった反応がかえってきます。
でも、この短い挨拶の中で何を見ているのかと言うと
利用者さんの表情
利用者さんの声の大きさ・声の質
利用者さんの反応速度
利用者さんの服装・髪型
利用者さんの返答を見ているご家族の表情
などを一瞬の間に観察しています。
時間にして
1秒〜3秒
くらいの間です。
全体的な雰囲気も、この一瞬の時間で感じとるようにしています。
前回の訪問の時との違いを瞬時に評価・判断して、その後の問診や必要な測定(体温・血圧・脈拍・動脈血酸素飽和度など)に繋げていきます。
ここで挙げた中で、『利用者さんの返答を見ているご家族の表情』がなぜ入っているのかというと、訪問者とご家族とで直接話をしている時には見られない表情から
介護での疲れ
利用者さんに対して直接言えない不安
などを読み取ることもできるからです。
そして時には
利用者さんへの虐待
利用者さんからの暴力(言葉・行動)
といったサインも読み取れることがあり、こうした場合は行政の窓口も含めて素早くかつ適切かつ慎重に対応しなければならないので、ご家族のちょっとした表情の変化も見逃してはいけないところになります。
なので、訪問をするということは挨拶の時点から、ありとあらゆる感覚を駆使して
目の前のことに全集中
していないと、利用者さんやご家族から出される重要なサインを見逃してしまう恐れがあるので、一瞬であっても気が抜けません。
気を抜かないでいながらも、利用者さんやご家族に不安を持ってもらわないように
あくまでも自然体で穏やかに声かけをする
笑顔を絶やさずに話しかける
ことが大切になってきますので、利用者さんやご家族と表情豊かに、時には笑いも交えてお話をしながらも
頭の中は冷静に分析する
(。+・`ω・´)キリッ
作業を繰り返しています。
ただ、やはり私も人間ですから、時には
健太郎さん。目が笑っとらんが。
と、突っ込まれることもあります(笑)。
今日も私は患者さん・利用者さんの人生の伴走者として
一期一会
を大切にしながら、日々の仕事を続けています。
皆さんの貴重なご意見・ご感想、大変参考になりますので、お気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。
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